「おずおず」と「おどおど」の違いについて考えましょう。
「おずおず」と「おどおど」
外的威圧に対して、慎重、消極的な態度で行動するのが「おずおず」、不安や恐怖心をもって向かうのが「おどおど」。
「おずおず」=行動に重点 | 「おどおど」=感情に重点 |
「おずおず」の例文
- おずおずと手を挙げる。
- おずおずと手を差し伸べる。
- おずおずとプレゼントを渡す。
- おずおずと申し出る。
- 子猫はおずおずと私についてきた。
ためらいながらする「行動」を表すことが多いのが「おずおず」です。
「おどおど」の例文
- 面接官の前でおどおどする。
- いたずらをした生徒は、おどおどと先生の目を避けた。
- 犯人は警察官の前でおどおどしていた。
- 知らない家に連れてこられておどおどする猫
気持ち(感情)に余裕がなくなっている様子を示すことが多いのが「おどおど」です。
「おずおず」と「おどおど」の比較
イメージで比較すると以下のようになります。
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「おずおず」「おどおど」比較
〔参考〕「びくびく」
「おずおず」と「おどおど」は今ある「外的威圧」に対する消極的な態度を形容する言葉ですが、
「びくびく」は「今後起こることへの不安、恐怖」のためにおびえる様子を表します。
- 試験の結果をびくびくしながら待つ。
- 悪事がばれるのではとびくびくしている。
以上です。
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