「~うちに」「~あいだに」「~まで」と「~までに」「~あいだ」と「~あいだに」

までに、まで、あいだに、あいだ、うちに

「~うちに」と「~あいだに」はほとんど同じですが少しニュアンスが違います。「~までに」と「~まで」、「~あいだに」と「~あいだ」のように格助詞「に」の有無による意味の違いも確認しましょう。

「~うちに」と「~あいだに」の違い

  • 〇 子どもが寝ている うちに 洗濯をします。
  • 〇 子どもが寝ている あいだに 洗濯をします。

子どもが寝ているうちに洗濯するおかあさん

 どちらも使えますが、

「PうちにQ」とすると、「PでないとQできない、PにQしたい」というニュアンスが含まれます
  • 〇 夏は暑いから朝のうちに運動しよう。
  • △ 夏は暑いから朝のあいだに運動しよう。
「~あいだに」は否定形には接続できません
  • 〇  子どもが目を覚まさないうちに洗濯をした。
  • ×  子どもが目を覚まさないあいだに洗濯をした。

「~隙(すき)に」

【参考】「Pの隙にQ」だと悪いことをするように聞こえますよ。

  • 〇 先生の見ていない隙(すき)に教室から抜け出そう。

「~までに」と「~まで」

「~までに」は期限を、「~まで」は状態が継続する最終時点を表します。

  • 8時までに宿題をした。
  • 8時まで勉強した。

「~あいだに」と「~あいだ」

「まで」が期限(最終時点)を規定するのに対し、「あいだ」は時間的範囲を規定します。

  • 母が出かけているあいだに勉強をした。
  • 母が出かけているあいだ勉強した。

まとめると以下のようになります。

までに、まで、あいだに、あいだ

以上「初級を教える人のための日本語文法ハンドブック」を参考にしました。

【参考】「~あとで」「~あと」、「~まえに」と「~まえ」の関係と同じです。

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